A Different kind of truth

初期ブラウンサウンドはファズなのか?

Cusack Screamer

・Underrated overdrive

最近、シングルコイルのストラトタイプのギターを良く弾いています。ストラトにファズフェイスも良いですが、オーバードライブも欲しくなります。ジョシュさんによるとオーバードライブは、ソフトクリッピング系(TS系)、トランスペアレント系(ブルースブレイカー)、ハードクリッピング系(Distorton+,RAT)、クロン系、トランジスタ系(ブルースドライバー)の5つです。TS系でなにか良いのは無いかなと思っていた時、JHSの動画(過小評価なオーバードライブ)を見て気になるものがありました。それが、キューザックのスクリーマーです。

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・Cusack Screamer V1(2005-2008)

キューザックは、ジョン・キューザックさん(俳優と同名)が、2002年に始めたブランドになります。キューザックさんは、もともと電気関係の技術屋さんだったようで、このエフェクターのスイッチも特徴的なものです。「Cusack Screamerは、一般的なチューブ・スクリーマーの約2倍のゲインを持つクリーンなオーバードライブです。 通常のオーバードライブよりもはるかに明瞭です。 通常は埋もれている複雑な和音の個々の音を実際に聞くことができます。」ジョシュさんによりますと、一般的なTS系エフェクターとは異なる秘密があるそうですが、その内容は秘密だそうです。ちなみにモジョハンドFXは、キューザックさんが買収したようです。

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・George Lynch

キューザック・スクリーマーのユーザーとしては、ジョージ・リンチがいます。ジョージと言えばTS808使いで有名ですが、2005年ころ?から、キューザックを使っていたようです。最近のインスタを拝見すると、Ibanezに戻ったようですが、トーンベンダー、ビッグマフ、アナログマンのファズの他、KLONなんかも使っているようです。 

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・Tube Screamer Style Overdrive Pedals

ジョシュさんによるとソフトクリッピング系のオーバードライブは、TS系とトランスペアレント系に分類されています。どちらもオーバードライブ型の回路で、その違いは音域だけのように思われます。チューブスクリーマーをどんどんModしていくとトランスペアレントになるだけのことかもしれません。

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・Review

あまり人気が無いせいか、割と簡単にジョージと同じシリアルが表面に無い初期モデルを入手できました。JHSのジョシュさんも褒めるように一聴して良いエフェクターだとわかります。特に高音域の抜けが良く、とても生っぽい音(raw)に感じました。確かに業界で一番すごいTS回路かもしれません。キューザックは、基本TS系ですのMIDは強めなのですが、全体的に抜けが良いせいか、honk(鼻詰まり)感は軽めに感じます。ストラトとの相性は当然良いですが、ハムバッカーで使ってもとても良いです。TS系としては、かなり優秀では無いでしょうか。