A Different kind of truth

初期ブラウンサウンドはファズなのか?

Fingerboard / Fretboard

早いのもで今年も残り僅かです。今年は、80年代音楽を聴いたりしたせいか、いつもと違うギターを手に取ったりしました。エレキギターに使う木材にはほとんどこだわりがありません。ただ、ひさしぶりに手にしたこのギターの指板の木材なんだっけて調べてみたら、色々な指板材があったので紹介したいと思います。

◆ブラジリアンローズウッド/Brazilian Rosewood◆

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木材に対してこだわりは無いと言いましたが、ブラジリアンローズウッドだけは、ずっと興味がありましたので、このギターだけは選ぶ際のポイントとなっています。この材は、オールドグロウスなので黒が強いブラックハカランダと呼ばれるタイプのようです。ブラジリアンローズですが、個体差が大きいので見た目で判断することは難しいと思います。よく甘いバニラの香りがすると言われていますが、実際かなり強く甘い匂いがします(アロマ効果があるレベルです)。意外とこの匂いで区別している人もいるようです。実は、別の古いギターも同じ匂いがするので、ひょっとしたらブラジリアンローズウッドかもしれません。

ホンジュラスローズウッド/Honduras Rosewood◆

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ホンジュラスローズウッドを使ったギターも持っていました。見た目は、ブラジリアンに近いと言われていますが、見た目はインディアンローズウッドよりもしっとりとした感じで良いように感じます。芳香剤のような薔薇の香りと言われていますが、微かに香る程度です。

◆インディアンローズウッド/Indian Rosewood◆

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一般的にローズウッドといえば、インディアンローズのようです。実際は、個体差なのか産地による差なのか、見た目は色々あるように思います。このギターは、アメリカ製のギターですが、フェンダーのギターも含めアメリカ製のギターのローズウッドは、このように茶色っぽい感じのものが多いように思います。インディアンローズウッドは、ほとんど匂いはしないように思います。

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こちらは80年代の日本製のギターなんですが、このように黒っぽいものが多いように思います。アメリカ製のギターのとは結構違うように思いますが、産地(仕入れ先)の違いなのか、ユーザー・木材業者の好みなんでしょうか。最近のアジア製のギターなんかは色が薄いものが多いように思います。

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このギターの指板もインディアンローズってことですが、見た目が結構違いますね。微かに匂いがするようなので違う材のような気がします。ローズウッド系では、マダガスカルローズウッドと言う材もあるようですが、残念ながら試したことは無いですね。

◆パーフェロー(ボリビアンローズウッド)/Pau Ferro◆

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最近、フェンダーでも使われつつあるパーフェローです。色が薄いので人気がないですが、材は固くてブラジリアンローズウッドに近い音なんて言われています。ローズウッドとは木の種類が違うせいか、ほとんど匂いは無いように感じます。

◆エボニー/Ebony◆

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指板材としてはローズウッドよりも高級だったエボニーです。表面に道管が少なくすべすべしているので引き心地が良いように思います。匂いは、ほとんど無いように感じます。

◆ウェンジ/Wenge◆

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これを指板に使っているギターは、ほとんど無いと思います。見た目は、エボニーに近い感じですが、乾いた感じで少し安っぽい感じもします。表面はなめらなので引き心地は良いですし、材が固めということで音も良いように思います。匂いは、ほとんど無いように感じます。