A Different kind of truth

初期ブラウンサウンドはファズなのか?

EP 19Colorsound Jumbo Tone Bender

・Colorsound Jumbo Tone Bender

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ヴァンヘイレンの初来日時にカラーサウンドのトーンベンダージャンボが確認されていました。しかし、これはマイケルアンソニーが、使用していたことが判明。また、セカンドアルバムの録音時の写真でもマイケルの足元にトーンベンダーが確認されています。そのため、このペダルを候補から外してしまい、テストしていませんでした。しかし、マイケルが使っていたカラーサウンドのトーンベンダーは、元々はエディのものでレコーディング後にマイケルに譲った、もしくは同じものを購入した。そんな可能性も無くもありません。少しでも可能性があるのなら、試してみたほうが良いのではないでしょうか。

・Early Brown Sound

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エディのマーシャルは、マスターヴォリュームすらない完全なストック状態であり、ドラムやベースと一緒に録音しているとなるとボリュームもそんなに大きくなかったことが想像されます。一方、1stアルバムの2〜4枚目と比べトレブリーなサウンドは、ブースター程度で得ることは難しく、ファズを使っていると考えるのが妥当でしょう。今までの経験からトーンベンダー系のファズは、初期ブラウンサウンドに近いように感じられます。シリコントランジスタのトーンベンダーmk3(ジャンボトーンベンダー)を入手しました。

・Colour Jumbo

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シリコンとゲルマニウムの違いは、大きく激しく歪むシリコン、マイルドに歪むゲルマニウムと言われています。ただし、こちらはファズフェイスでの話です。トーンベンダーは、MK2が主流で、MK2にはゲルマニウムしかありません。また、MK3はあまり人気が無い上、シリコンのレプリカはほとんど無く、シリコンとゲルマニウムを比較している人は少ないように思います。JHSのジョシュさんは、MK3を評価しているようでレプリカを発売していますが、シリコンとゲルマは、ほとんど同じとおっしゃています。個人的には、トーンベンダーマーク3,4の場合は、シリコンの方がきれいに歪んで、ゲルマの方は滑らかではあるのですがちょっと潰れたようなに感じます。シリコンの方は、ビッグマフに近いのですが、マフよりも原音感が強いと思います。ファズとディストーションの中間で、真空管アンプを激しく歪ませた音のように感じます。

・Colorsound Jumbo Tonebender

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一般的には、人気の低いシリコントーンベンダーですが、個人的にはかなり気に入り、オリジナルも入手しました。マイケルアンソニーのより新しいデザインで、トーンベンダージャンボではなく、ジャンボトーンベンダーと呼ばれたりもします。ジャンボトーンベンダーは、MK2、ゲルマニウムMK3よりも初期ブラウンサウンドに近づくことができました。しかし、歪の感じはもう少しゲルマっぽいような感じもします。けれども、ゲルマのマーク3だとどうもイマイチ違う感じです。なかなか答えにはたどりつけないようです。