A Different kind of truth

初期ブラウンサウンドはファズなのか?

EVH franken's P.A.F Part2

フランケンシュタインのピックアップを更に詳しくみて見ることにしました。

・ショートマグネット

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フランケンシュタインのハムバッカーは、ギブソンのES-335のP.A.F.をリワインドしたピックアップと言われています。ES-335は60年代のものなので、ピックアップはショートマグネットの可能性が高いです。白/黒、赤/白/黒フランケンともに、マグネットのはみ出しがほとんど無いように見えますので、ショートマグネットの可能性は、やはり高いです。

・アジャスタブルポールピース

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もう一つ気になるのは、白/黒期、赤/白/黒期とアジャスタブルポールピースの回転位置が、全て同じに見える点です。偶然とは思えないので、この2つは同じピックアップで再リワインインドはしていないと考えて良いでしょう。

フランケンシュタインのリワインド

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フランケンシュタインのレプリカハムバッカーのコイルのワインドは、カスタム仕様です。赤/白/黒と白/黒が同じピックアップだとすると、1978年からカスタム仕様にリワインドしたと考えられます。白/黒が78モデル、赤/白/黒がカスタム仕様と考えていましたが、78モデルは何度かリワインドしたうちの一つか、ダンカンが提供したプロトタイプのうちの一つだったのかもしれません。

・レリック仕様

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フランケンシュタインのレプリカハムバッカーは、かなりのレリック処理が施されています。フランケンのピックアップは、あまり削れていないように見えるのが気になる点です。

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色々探してみますと(スタッドボルトがゴールドの時代)、本物もかなり使用によりすり減っているようです。フロイドローズに変更した時点で、かなりすり減っているようなので、シンクロトレモロ時に弦とピックアップの距離が近く、傷がついたと考えられます。

・クレイマー5150のピックアップ

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5150のピックアップもショートマグネットのように見えます。外観がキレイなのでピックアップ自体は、新しいもののように思われます(スクエアウィンドーから見えるコイルの色もフランケンとは違うような感じがします)。ポールピースの回転位置は、フランケンとは異なりますので、ダンカン氏が、エディのために新たに製作したものなのでしょう。

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