A Different kind of truth

初期ブラウンサウンドはファズなのか?

JOSE MODDED MARSHALL

ティーヴヴァイが使用していたホセMODのマーシャルについての動画をピートソーン氏が、アップしていました。

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細かいところは、マーシャルに詳しい方がそのうち解説してくれるでしょうから、簡単にMODの内容を紹介しましよう。

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【MOD1】 EXTRA TUBE GAIN STAGE WITH LEVEL CONTROL

大きな特長は、プリアンプ前にブースターを設置しているところでしょう。左下が、ハイゲイン用のインプットで、その右に追加されたノブでブースターのゲインを調整します。真空管アンプをブースターペダルでプッシュするのと基本的には同じです。左上の入力時は、ブースターはバイパスされるようです。

【MOD4】PUSH/PULL POT INTERNALLY JUMPERS VOL1 AND VOL2

VOLUME2を引っ張るとジャンパーモード、いわゆるチャンネルリンクとかカスケードとか呼ばれるモードに切り替わります。

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【MOD2】MASTER VOLUME(POST EQ)

もう一つの大きな特長は、インジケーターの位置に追加されたマスターヴォリュームです。

【MOD5】PUSH/PULL MASTER, WITH CLIPPING DIODES

さらにこのマスターヴォリュームを引っ張ると、クリッピングダイオードが効くようです。ディストーションが、内蔵されているような感じでしょうか。基本的にプッシュプルの場合はダイオード付きで、それ以外はダイオード無しのようです。

ホセ改造と言えばクリッピングダイオードと言われていましたが、デイヴィッドフリードマンによるとダイオード付きはそれほど多く無いとのことです。

結局、マーシャルアンプをフルヴォリュームにしてもそれほど良い歪みは得られませんから、ブースターとマスターボリュームを使うか、クリッピングダイオードでより歪ませるのが、当時の方法だったんのでしょう。エディ本人のマーシャルは、裏側にノブっぽいのが見えるだけですので、マスターボリュームの追加程度でブースターは内蔵せず、改造したファズボックスをブースターとして使っていたのでは無いかと思われます。