スティーヴヴァイが使用していたホセMODのマーシャルについての動画をピートソーン氏が、アップしていました。
細かいところは、マーシャルに詳しい方がそのうち解説してくれるでしょうから、簡単にMODの内容を紹介しましよう。
【MOD1】 EXTRA TUBE GAIN STAGE WITH LEVEL CONTROL
大きな特長は、プリアンプ前にブースターを設置しているところでしょう。左下が、ハイゲイン用のインプットで、その右に追加されたノブでブースターのゲインを調整します。真空管アンプをブースターペダルでプッシュするのと基本的には同じです。左上の入力時は、ブースターはバイパスされるようです。
【MOD4】PUSH/PULL POT INTERNALLY JUMPERS VOL1 AND VOL2
VOLUME2を引っ張るとジャンパーモード、いわゆるチャンネルリンクとかカスケードとか呼ばれるモードに切り替わります。
【MOD2】MASTER VOLUME(POST EQ)
もう一つの大きな特長は、インジケーターの位置に追加されたマスターヴォリュームです。
【MOD5】PUSH/PULL MASTER, WITH CLIPPING DIODES
さらにこのマスターヴォリュームを引っ張ると、クリッピングダイオードが効くようです。ディストーションが、内蔵されているような感じでしょうか。基本的にプッシュプルの場合はダイオード付きで、それ以外はダイオード無しのようです。
ホセ改造と言えばクリッピングダイオードと言われていましたが、デイヴィッドフリードマンによるとダイオード付きはそれほど多く無いとのことです。
結局、マーシャルアンプをフルヴォリュームにしてもそれほど良い歪みは得られませんから、ブースターとマスターボリュームを使うか、クリッピングダイオードでより歪ませるのが、当時の方法だったんのでしょう。エディ本人のマーシャルは、裏側にノブっぽいのが見えるだけですので、マスターボリュームの追加程度でブースターは内蔵せず、改造したファズボックスをブースターとして使っていたのでは無いかと思われます。