A Different kind of truth

初期ブラウンサウンドはファズなのか?

ピュアニッケル弦とニッケル弦の違い

 ・ピュアニッケルとニッケル

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ニッケル弦には、ニッケル弦とピュアニッケル弦がありますが、その違いはなんなでしょうか?ピュアの方が純度が高く、ニッケルの方は純度が低いのでしょうか?

・ニッケルワウンド弦

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ピュアニッケルでは無い普通のニッケル弦ですが、ニッケルワウンドまたは、ただニッケルと表示されています。

・ニッケルプレーテッド弦

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多くの人が、ニッケル弦について誤解しているのは、ニッケル弦は正確にはニッケルプレーテッド弦を略しているからです。正確に表記していたのは、フェンダーくらいでした。ニッケルプレーテッド、もうお分かりですね。

ニッケルプレーテッドとはニッケルメッキ、つまりニッケル弦は正確にはニッケルメッキ弦のことです。巻弦(ワウンド弦)の場合、芯線(コアワイヤ)を巻弦(ラップワイヤ)で巻いています。ニッケル弦の場合はニッケルメッキした鋼線が巻弦で、ピュアニッケルの場合は全てニッケルの巻線となります。プレーン弦についてはどちらも鋼線です。また、芯線は巻線が変わっても同じものを使っている場合が多いようです。

・ピュアニッケル弦

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ピュアニッケル弦の場合、巻線は全てニッケル、一方、ニッケル弦の場合、芯線のみ鋼線になります。ニッケルと鉄は、同程度の磁性、ヤング係数も同等、比重はニッケルが大きいようです。その違いのためか、滑らかでウォームなトーンでで出力は控えめとなります。ブライトでダイナミックなトーンで出力は高めとなるようです。ピュアニッケル弦の場合、芯線の太さにもよりますが、テンションは低めと言われています。

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ニッケル弦は巻線のメッキ部分だけがニッケルですので、ピュアニッケル弦とはニッケルを使う量がかなり違うので、ピュアニッケル弦はコストが高くなります。評価の高いピラミッドやカートマンガンのピュアニッケル弦は、値段が高いですがそれなりの理由があるようです。