A Different kind of truth

ブラウンサウンドの異なる真実。月に1度の更新予定です。

Seymour Duncan 78 Model Humbucker

セイモアダンカンの78モデルは、謎の多いピックアップでしょう。と言うのは、ダンカンの79年の広告にエディモデルと記載されていたのは、ダンカンのカスタムモデルでした。やはり、77年に1stアルバムのレコーディングした時は、マイティマイトピックアップで、そのレプリカモデルがダンカンのカスタムだった。そしてその後、78年の始めにP.A.F.をリワンウドし1stツアー、そして2ndアルバムをレコーディング。そのリワウンドしたピックアップをレプリカしたのが、78モデルと考えるのが妥当でしょうか。

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多くのブラウンサウンド系ピックアップの基本となった約9kΩとオーバーワウンドされています。ネット情報ですと2つのコイルはほぼ同数に巻かれたシンメトリーワウンドとのことです。比較的近いピックアップとしてパーリーゲイツがあげられますが、78モデルはもう少しパワフルで59っぽいバイト感があるように思いました。ダンカンのヴィンテージ系ピックアップは、ブティック系P.A.F.レプリカに比べるとパワフルでゴツゴツした印象なんですが、このピックアップも同様な傾向でダンカン色があると思います。ヴィンテージ感はあまり感じませんが、ブラウンサウンド感は強いでしょう。マニア的には、マグネットをアンティクイティのような磁力の弱いタイプにした方が、より雰囲気が増すように思いますが、普段ダンカンを愛用している人には使い勝手が良いですし、この選択の方がビジネス的には正解でしょう。

個人的には、ダンカンのピックアップは抜けが悪くレスポンスが悪いように感じあまり好きではなく、弾いた印象は正直いまひとつなのですが、録音を聴くとかなり本物に近いように感じました。ブラウンサウンドを目指すとしたらとてもとても良いピックアップだと思います。いろいろ周り道するより、素直に最初にこれを買うのが賢明に思いますが、ブティック系P.A.F.レプリカにはそれでしか得られない世界もあり、その沼にハマるのもまた楽しいでしょう。