確証バイアスとは、仮説を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと。
今からちょうど40年前にレコーディングされたVan Halenのデビューアルバム。そのギターサウンドは、未だに再現することは難しく、本人さえも再現できないとも言われている。
ブラウンサウンドの答えは、改造したオールドマーシャルを電圧を変えているというのが定説となっており、何人ものアンプビルダーがチャレンジしているが、あまり成功しているとは言えないだろう。これは、今のアンプビルダーがダメでホセだけが天才なのだろうか?いや、むしろ改造オールドマーシャル説自体が、間違っているのでは無いかとの疑念がわいてきます。
実は、ユニボックスブースターのクローンを入手し、ブースターとして使用したところかなりブラウンサウンド感が増し、アンプ直説について否定的になりました。そこで、かつてのエディのインタビューを読み直してみることにしました。 答えは、79年11月号のインタビューにありました。
ーエフェクツは?ー
「いつも通りだよ。・・・エコープレックスの本体、”カスタマイズしてあるファズボックス"、予備のフランジャー」
エディは、アンプ直では無く歪みペダルを使っていた。これが、ディファレントカインドオブトゥルースなのでは無いでしょうか。
78年9月号の記事ですが、トーンベンダーにディストーションユニットと書かれていますが、先入観無しだと歪みペダル併用と考えるのは、とても自然なことのように思われます。エディ本人が、歪みペダルを使っていると言っているのは、反証する情報であり、無視された。これこそ、確証バイアスでしょう。さてファズボックスの正体とは。