A Different kind of truth

初期ブラウンサウンドはファズなのか?

BOSS Heavy Metal HM-2 (Swedish Chainsaw)

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ちょっと前までは、ダメなペダルとして投げ売り状態でしたが、最近は、メタル系ブロガーの影響で価格上昇中のようです。ML-2との比較を兼ねて、安い頃に入手したHM-2を久しぶりに試してみました。

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ボスヘヴィメタルHM-2の特徴ですが、一つ目はオーバードライブ とディストーションの2つの回路を持っている点です。アイディアとしてはとても単純ですが、オーバードライブとディストーションを組み合わせたペダルとしては、世界初ではないかと思われます。2つ目は、アクティブイコライザー回路を持っている点です。恐らく、従来のディストーションより歪み、より広い音作りを目指した回路に当時流行しつつあったヘヴィメタルと言うネーミングを付けたのだと思います。

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発売当時、日本ではそこそこ売れていたようですが、国外ではサウンドは全く受けいれられず、ほとんど売れなかったため廃版になってしまいました。ところが、90年代からスウェーデンデスメタルバンドが、愛用していました。ここ最近、youtubeなどでその使い方が紹介され、人気が出てきたようです。その使い方としては、全部最大、いわゆるフル10って奴です。チェインソー、バズソー(電ノコ)なんて言われますが、笑っちゃうほど強烈なサウンドですね。最初は、これはダメだろうと思いましたが、だんだんクセになるヤバい感じですね。カスケードゲインのモダンハイゲインアンプよりもアグレッシブ、斬新な感じで良いんじゃないでしょうか。

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日本では、イエテボリメタルなんて言いますが、英語圏ではゴッテンベルグと言うんですね。スウェディッシュデスメタルは、ストックホルムヨーテボリに分かれ、ストックホルムでは80年代後半からnihilist、entombedがboss hm2を使いアグレッシブなデスメタルを作り上げ、90年台にat the gateが、ヨーテボリメロディックデスメタルを作り出します。At the gateのblinded by fearって曲は、非常に有名なようで必ずペダルレビューに使われています。In Frame、soilworkは、昔良く聴いていたんですが、At the gateは、それらのバンドに大きな影響を与えたのでしょう、今聴いても良いですね。

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BOSS HM2、通称スウェディッシュチェインソーは、日本ではあまり話題になっていないようなんで、恐らく海外のバイヤーが購入しているんでしょう。更なる高騰化も予想されますので、今のうちにゲットしましょう。次は、メタルゾーンを買おうw