A Different kind of truth

初期ブラウンサウンドはファズなのか?

Lollar Low Wind Imperial Humbucker

ブティック系のギターを何本か買ううちにハイエンドギターでボルトオンのストラトタイプのギターが、欲しくなってしまいました。ストラトタイプでもピックアップ配置はHHが使いやすい。しかし、HHだったらストラトシェイプにこだわらなくても良いかなと。

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ストラトシェイプにも飽きていましたし。こんな動画を見てジャスマスター系も良いかなと思いました。

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ドングロッシュは、あまり日本では人気が無いようですが、非常に仕上げのクオリティが高く弾きやすく、しっかりとした重いネックで高音まできれいに鳴ります。個人ビルダー製作のブティック系に比肩する非常にレベルの高いギターに思います。弾いていてと、とても楽しく感じます。

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HHのストラトに載せるハムバッカーですが、レスポールの場合と求めるものが違うように思います。ストラトにP.A.F.レプリカを載せる場合、ネック側とブリッジ側に異なるキャラクターを求めるのですが、そのバランスが難しいです。HHのストラトを弾くプレイヤーのジミーへリングが、白のストラトに載せているのが、ローラーのインペリアルでした。また、最近のマイケルランドゥもHHのストラトにローラーのインペリアルを載せています。ストラトには、ローラーか?て感じでローラーのインペリアルを試してみました。 

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ジェイソンローラーは、ピックアップ関連の本も書いているようにピックアップに関する知識の豊富な方で、色々なタイプのピックアップを製作しています。アメリカでの人気は高く、あのダグアンドパットショーでも絶賛されています。コリングスなどのギターに搭載さえていることもあり生産数も多く、会社の規模もそれほど小さくは無いようです。

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インペリアルの基本的なキャラクターは、オリジナルのP.A.F.と比較しながらデザインしたP.A.F.レプリカになります。出力的にはP.A.F.レプリカとしては標準的ですが、シズル感が強いように感じます。このシズル(Sizzle)というのは、食べ物がジュージューいう感じ、倍音が多いために歪んでいるように聴こえるジューシーな感じで、ハイゲイン(歪みが多い)と誤解されている方もいるようです。このため、一般的にヴィンテージ系と言われるタイプのピックアップとはキャラクターが異なるように感じる人が多いのでしょう。

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ピックアップが拾う弦振動の倍音は、アンプ等のクリッピングによる疑似的な歪みとは異なり、温かみのあるトーン(ブラウンサウンド)に感じます。アンプ側のゲインをいつもより下げても同じくらいに歪んでいるように感じますが、いつもとは一味違うように感じられると思います。ネック側はアルニコ2でマイルドな感じ、ブリッジ側はアルニコ5でバイト感強めでキャラクターが異なりますが、絶妙にバランスが取れています。この辺が、HHのストラトプレイヤーに好まれる理由ではないかと思います。もちろんレスポールでも同様でしょう。