A Different kind of truth

初期ブラウンサウンドはファズなのか?

Bill Lawrence L-100

初期のスティーブヴァイのブリッジ側のハムバッカーは、ビルローレンス製と聞いて、え?と思いませんでしたか。ビルローレンスと言えば、バータイプのL-500が有名で普通のポールピースのハムバッカーなんて見たことも聞いたことも無くない?

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 ひょっとしてヴァイさんの勘違い?で、色々調べるとこんなのが有りました。

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70年台後半から80年台前半のもので、エアロスミスが広告に出ています。バータイプのハムバッカーは、L-500の前身のL-90モデルで、マティアスヤプスやジョージリンチが使っていました。

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ビルローレンスのL-100モデルです。特徴は、孔無しのボビンとなんと言っても+タイプのアジャスタブルポールピースです。

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 アジャスタブルポールピースと言うか、普通の先が尖った木ネジです。ベースプレートもプラスチック製です。

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直流抵抗値は、12KΩ程度とビルローンレンスにしては高めですが出力低めでフラットなタイプです。逆にL-500シリーズは直流抵抗値は低いのに出力高めなので、ビルローレンスさんの流儀なのでしょう。当時は、高出力なピックアップが多かったので、SSHのギター用にバランスが取りやすかったからかもしれません。

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後継モデルは、L-350になります。ポールピースは、L-100と同じプラスねじタイプが継続されています。初期のL-500と同様にクロームの側がついています。