A Different kind of truth

初期ブラウンサウンドはファズなのか?

Stevie's Spanking

ティーヴヴァイが、フランクザッパのバンドに参加していたのは有名ですが、ザッパ時代とアルカトラス初期に愛用していた改造ストラキャスターを見てみましょう。

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ラージヘッドフェンダーストラトキャスターですね。本人によると76年に入手したとのことなので、ブラックピックガードなので恐らく76年製のものでしょう。当初は、ピックガード以外のプラスチックパーツは白だったと思われますので、入手後に黒いもの交換したと思われます。ピックアップは全てシングルのままですが、ブースター(本人によるとリングモジュレーターも)を内蔵していますし、アームもオリジナルでは無いようです。

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 きになるのは、ギターのグラフィックです。81年のライブ映像からは、あまりよく分からないのですが、カラーテープと黒地に丸のような模様があるステッカーを何枚も貼ってあるようです。

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この時もまだシングルコイルピックアップ、シンクロトレモロのですが、floctexのステッカーが増えているようです。

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82年になるとフロイドローズとハムバッカー(ディマジオのX2N)が取り付けられます。更にステッカーが増えているようです。

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アルカトラスでの来日時には、ボディが新しいものになりますので、ステッカーは一切ありません)。ピックアップは、ブリッジ側がビルローレンス製のハムバッカー、シングルコイルはセンターがフェンダーネックがディマジオでトグルスイッチでハムバッカーになるとのことです。フロイドローズが、ファインチューナー付きになり、ボディがザグってあります。

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ボディは、新品なのでバックカバーの取り付けネジ孔がありません。ネックは4点止め、電池用カバーの向きはフェンダー時代とは少し違います。

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最終的には、ステッカーの貼ってあるフェンダーのボディに戻しているようですが、ピックアップは黒のX2N、ブリッジも黒のフロイドローズに交換したようです。フェンダーのボディは、派手なアーミングで破壊したとのことでしたが、恐らくスタッド部がいかれたので補修したのでしょう。