A Different kind of truth

初期ブラウンサウンドはファズなのか?

Ibanez Super 70 Pickup

エディが、アイバニーズのエクスプローラーのコピーモデルNo.2459を使っていたのは有名な話です。

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実際に使い始めたは76年の始めころ、ちょうどアメリカで発売になった時期のようです。ボディ材はアフリカンコリーナフィニッシュのセンで、ピックアップはMAXON(日伸音波)製のスーパー70でした。

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シャーク時には、マイティマイト製のピックアップでしたが、ボディカット以前はオリジナルだったと思われますので、実際に幾つか入手してみました。

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 こちらが、当方所有の76年製のスーパー70です。Tの刻印こそありませんが、ギブソン社の通称Tトップをモデルにしているように思われます。76年途中にベースプレートのスタンプの文字が、小さくなるようですが、こちらは大きい文字のタイプです。輸出仕様(IBANEZ)がsuper70、国内仕様(GRECO)がU1000と言われていますが、グレコのギターの中にもsuper70が混在していたようです。ベースプレートにハンダの跡がありますが、当時はアースを配線していたからのようです。

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 Grecoのハムバッカーに関しては、かなり詳しいサイトがありましたので、参考にさせて頂きました。まとめてみますと、スーパー70も含めてUシリーズは、74年に発売になり78年頃まではほぼ同仕様(前期仕様)で、その後セラミックマグネットに変更。80年頃にベースプレートの形状変更、ポッティングに仕様変更し、U1000はセラミック、U2000はアルニコに分かれているようです(後期仕様)。この頃に富士弦に製造を移し、82年にはSCREAMIN(セラミック)、DRY(アルニコ)が発売になります。おそらく、後期仕様のU1000がSCREAMINに、U2000がDRYにモデルチェンジといった感じなのでしょう。

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ロームカバーが、欲しかったので77年製のUシリーズ(前期仕様)も入手しました。

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ダブルクリームも欲しくなり、80年製のU1000もしくは、U2000も入手しました。ドライやスクリーミンと異なり、スクエアウィンドウ風の孔はありません。

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80年製の後期仕様では、ベースプレートの配線孔が2つになり、ポッティングされているのが確認できると思います。裏側の外観は、ドライやスクリーミンと同じように思われます。80年代半ばにsuper70は復活するのですが、ベースプレートの形状が異なり、マグネットもセラミックになってます。

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