A Different kind of truth

初期ブラウンサウンドはファズなのか?

Mighty Mite Pickups

・マイティマイトのピックアップ

エディが、1stアルバムのレコーディング前に使っていた、サンバーストと黒、そして無塗装のストラトに載せていたのが、クリームとゼブラのマイティマイトのピックアップでした。

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 マイティマイト社は、もともとはディマジオのピックアップの西側地域のディストリビューターでした。しかし、それ以外の地域にも販売したため契約を打ち切られてしまったため、ディマジオのコピー商品を自前で作り発売することとしました。 本当かどうかは良く分かりませんが、その当時は無名のセイモアダンカンが製造していたと言われています。

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・マイティマイトのモデル

 マイティマイトのハムバッカーには3つのモデルがあり、#1300と#1400はダブルヘクサスクリューで、#1800はダブルスラッグのポールピースになります。資料を見るとモデルによってボビンの色が違うようにも見えますが、モデルとカラーに関連は無いようです。#1300(Distortion)は、ディマジオのスーパーディストーションのコピーで直流抵抗値13.5Kのセラミックと思われます。#1400(Vintage)は、同じくスーパー2のコピーで9.5Kのセラミックと思われます。#1800は、#1300と同スペックでポールピースが違うだけのようです。

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マイティマイトのピックアップの特徴は、 ボビンに孔が開いていない点です。この当時のディマジオは、3孔ですので簡単に見分けがつきます。ワイヤーは、ボンデッドワイヤーと言う珍しいものを使っていたようです。

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エディが、使用していたのはゼブラとクリームのものでしたが、ダブルクリームはその後、シャークに移植されています(ボビンに孔が空いていません)。

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 こちらは、ボビンに孔があるのでディマジオのスーパーディストーションでしょう。マグネットは、P.A.Fのものに替えているとの発言もありました。

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こちらのゼブラカラーのピックアップもひょっとするとマイティマイト製かもしれません。