A Different kind of truth

ブラウンサウンド関係の記事は、月に1度の更新予定です。

Raw Vintage RV-PAF

ストラト用ピックアップで評判のRawVintageのハムバッカーを入手しました。Allen Hindsっていうギタリストが、Xoticのギターにマウントしているので気になっていました。

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RawVintageは、以前にもRV5760ってハムバッカーがありましたが、モデルチェンジしたようです。RV5760は、ネック用(7.5kΩ)、ブリッジ用(8.0kΩ)、Fスペース(8.3kΩ)の3種類のピックアップカバー違いでしたが、カバー無しのRV-PAF STANDARDとカバー有りのRV-PAF COVEREDの2タイプにそれぞれFスペースを追加した4種類のようです。直流抵抗値は、7.5kΩなのでRV5760のネック用がベースのようですが、マグネットがアルニコ2からアルニコ5に変更になっているようです。

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外観は、Fスペースだからなのかショートレッグですしボビンも普通のプラスチック系のようです。見た目は、ヴィンテージレプリカと言うより、Suhrとかに似ているように思います。スペック的にはダンカンの59とかに近いようですが、印象的にも似たような傾向に感じました。ダンカンの59、suhrのSSVよりレゾナントピークが高めなんでしょう、キュキュ、カリカリと言ったいわゆるバイト感が強いタイプでレスポールよりSSHストラトに合うタイプだと思います。Allen Hindsのファン以外でしたらダンカンとかSuhrでもいいように思います。

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BBプリアンプのコピーモデルで試してみたんですが、Allen Hinds感はすごいあります(気が向いたら音源追加します)。ちなみにAllen Hindsさん10月に来日しますのでお近く方は、足を運んではどうでしょうか。

EP7 MXR graphic equalizer

MXRのディストーションプラスが、想像以上に良かったのでグラフィックイコライザーも入手してみました。メインのファズボックス#1系統はMXRなのに、ボスのグライコの方が人気が高いのはやっぱり日本製だからでしょうか?

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MXRのグライコもロゴ違いで製造年代が異なります。エディ本人が使っていたと思われのがブロックロゴですがボックスロゴ1期と呼ばれる字体は、ブロック体ですが囲みの形状が角の尖った四角になっています。ボックスロゴ1期は、他のペダルでは使われていないようなのでちょっと新鮮な感じですね。

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six bandの名前が追加されいるこちらは78年頃登場のブロックロゴでボックスロゴ2期になります。こちらは、他のペダルにも使われているのでお馴染みな感じです。こちらもジムダンロップ期でほぼ同じ外観で再発売されますが、塗装と色の感じが異なるので見分けはつくとおもいます。

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ボックスロゴ1期の中身です。

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ボックスロゴ2期の中身です。パーツのメーカーは違うようですが、基本的な構成は同じようにおもいます。サウンドの違いについては、グライコなんでよくわかりませんが同じようにおもいます。

EP6 MXR Distortion+

 

大まかに歪みを分類すると真空管アンプ真空管で、ファズはトランジスタで、そしてオーバードライブ、ディストーションダイオードで歪みを発生させます。1972年創業のMXRが、恐らく73年に発売したのが有名なディストーションプラスです。従来のファズに比べカラフルでコンパクトな筐体、ディスクリート回路に変わり集積回路(IC)とクリッピングダイオードは、その後の歪み系ペダルに大きな影響を与えました。

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最近では、スマホ、パソコンが主流のため、読めない人が増えつつある筆記体スクリプトロゴ)のモデルです。かなりキレイですが、リイシューでなくオリジナルです。

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78年頃?にはブロックロゴ(ボックスロゴ2期)に変わり、80年頃?にLEDと電源ジャックが追加され84年頃にMXRは製造中止。87年頃にジムダンロップから再発売されます。初期のジムダンロップとMXRの最終期は、LEDと電源付きのため外観が似ていますが、ジムダンロップ製は色が黄色くなり、回路は別物になります。

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 スクリプトロゴ期は、手作り感が強く基盤の材質、パーツのメーカー等かなりヴァリエーションがあるように見えます。

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こちらはMXR最終期で、パーツの仕様が異なりますが、基本的な回路は同じで、音の方も基本的に同じです。ディストーション+の類似品として、ROSSやDOD250、MAXON D&SII、GUYATONE PS-102なんかがあります。DOD250は、MXR製のディストーション+とは、ダイオードの電圧が違うため歪みが小さく出力が高いそうです。80年代になり歪みペダルをブースターとして使う方法が一般的になったため、ジムダンロップ製はDOD250と同じように出力が高い回路に改良されたようです。

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ファズの知識が全く無かったので改造したファズボックスの正体として真っ先に疑い持ったが、MXRのディストーションプラスでした。1stアルバムは、機種は特定できませんがファズもしくはブースターっぽいですが、2ndアルバムもマーシャル直とはちょっと違うかなと。ファズ#1がファズ系とすると、ファズ#2の中はMXRじゃないかと。。
ディストーションプラスは、MXR期とジムダンロップ期は結構違うらしいってことでしたし、それほどプレミアも付いていませんのでスクリプトロゴを購入しました。で実際に試したところ、かなりブラウンサウンドっぽいなと思いました。ちょっと面白いなと思ったのが、MXR期は出力電圧が200mV、PAFレプリカも同程度の出力電圧のせいなのかPAFレプリカだとキレイに歪むの対して、ちょっと出力が高いピックアップですと音が潰れ気味になるようなんです。以前のピックアップの音源は、アンプはクリーンで歪みはMXRなんですが、ダンカンだと潰れ気味でアーケインの方が印象は良かったです。

MXRは意外とファズっぽい歪み方なので、ひょっとして1stでもアイバニーズの時はMXRかなと思って試してみましたが、歪みがやっぱり足りないのでやっぱりファズかなと思っています。

 

 

ムック『ヴァン・ヘイレン ライヴ・ツアー・イン・ジャパン 1978&1979』発売

最強のヴァン・ヘイレン、ここに復活! オリジナル・ラインナップによる2度限りの来日ツアーを未使用カット多数の写真とメンバーの行動記録他で集大成!

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入手しました。かなり厚い本です。内容は、ほとんどが写真(少しコメントがあるだけ)ですので来日写真集にちょっと記事があるって感じです。機材写真も今までより大きめで見られるのが、うれしいところです。個人的には、フランケンってちょっと汚な過ぎでそれほど好きじゃないんで、久しぶりに見たバンブルビーの塗装がキレイで格好よく思いました。

EP5 Glenn Snoddy

先日、グレンスノッディ氏が亡くなられました。あまり知名度は、高くないかと思いますが、世界初の量産ファズ、マエストロのFUZZ TONEの開発者として知られています。

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ファズの起源は諸説ありますが、1961年のマーティロビンソンのドントウォーリーと言う曲で、トランスが壊れたアンプのため歪んだ音と言われています(ギターではなくダンエレクトラのショートスケールのベースのようです)。その音を再現するためにスノッディ氏がギブソンに回路図を持ち込み、62年の春に発売されたのがFUZZ TONEでした。実際に人気が出るのは、65年のローリングストーンズのサティスファクションが発売されてからになるのですが。ファズの起源としては、スピーカーを切り裂いたキンクスのユーリアリーガットミー(64年8月)なんかもありますし、もっと古いのですと真空管?がイカれたアンプを使ったアイクターナーのロケット88(1951年)なんかが最古のように思われます。

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エストロのFUZZ TONEは、ジージー、ブチブチ系のいわゆる60'sファズと言ったトーンだと思います。FUZZ TONEを元にMosriteのFuzzrite、トーンベンダーMk1、日本製のファズと色々なモデルが開発されていきます。日本製ファズは、シンエイ、エルクと発展していくのですが、どちらかと言うと60'sファズ系のトーンのようなので、ファズと言ったらこの手の音を連想する人が多いのだと思います(日本製ファズは、未研究なので違うかもしれません)。

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60'sファズトーンは、60年代後半のハードロック誕生前のロックがまだ混沌とした時代、サイケデリックロック、アートロックと言ったサウンドが合うんでは無いかと思います。60年代後半のイギリスはブルースロックが盛り上がっていたんでしょうが、ブルースの本場アメリカでは、もう少しロック的なものが盛り上がりその中でファズが使われていたように思われます。サイケデリックロックではアイアンバタフライのIN A GADDA DA VIDAとかノーマングリンバウムのスピリットインザスカイなんかが代表的でしょうか。初期のパンク、ガレージロックのストゥージズやMC5、ブルーチアー等も60'sファズっぽいトーンだと思います。また、ジャズロックの元祖と言えば、マイルスのジャックジョンソンだと思うのですが、その中でジョンマクラフリンが使っていると言われるのが、ジョーダンのボストーンですがこちらは60'sファズっぽくは無いですね。60'sファズは、ブラウンサウンドとは逆の方向に思えたので、始めはあまり興味なかったんですが、サイケデリックロックの世界に足に踏み入れるととても魅力的に感じてくるようになりました。

GarageBand

今頃になってやっとiPadデビューしました。Proではなく無印の128GBですが、ゲームはしないので全然サクサク動きます。電子書籍も便利ですし、もうPCは無くてもよいかもって感じです。

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Mac版は、使ったことがあったんですが、iOS版のGaragebandを試してみました。見るからにマーシャルっぽいですよね。多分、ほとんどの人がフルアップにして、あれ?思ったより歪まなくね?と思ったんじゃないでしょうか。モデリングに関しては、Deeper's Viewなんかを見るとプレキシ系なのかなと思われますが。

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当初は、エディがファズを使っていないことを確かめるために色々なファズを試して見たんですが、 今ではすっかりファズ系ブースター説を信じるようになっています。ファズに馴染みが無い方にはファズはハードルが高いようですが、モデリングで試して見たらどうなんでしょうか?と言う訳で、マーシャル風アンプにブースターとファズだけでモデリングしてみました。

ファズのモデリングは、難しいと言われていますので、正直どうかと思っていましたが、想像よりだいぶよかったです。デモはアンプのリバーブを軽くかけただけですが、エコーと深めのリバーブをかけるとより雰囲気が出ると思います。Garagebandをお持ちの方は、ぜひトライしてみましょう。

EP4 Randy and George

シークレットペダルの正体を筐体から推測するとトーンベンダーとビッグマフと考えられましたが、別の視点からも推測してみましょう。

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ランディローズとジョージリンチは、エディと同じ時代に活動していたためか、お互いに影響されあっているように思います。この二人から、ファズの正体を探ってみましょう。

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白のレスポールカスタムは、ランディの方が先なんでしょうか? ランディは、ハードロックには疎かったため機材関係は、エディをかなり参考にしていたと思われます。

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そして、ランディと言えば、MXRのディストーション+。どこかでエディが使っているとの噂を耳にしたのでしょうか?ひょっとすると同じステージで改造したファズボックスの中に入れらる前に目撃したのかも知れません。MXRのディストーション+は、昔からブラウンサウンド系の定番とも言われますし、 ホセ改造もプリアンプにダイオードクリップを追加しただけとも言われてます。

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ディストーション+は、73年にそれまでのファズと見た目も回路も大きく異なり、大きな成功をおさめました。しかし、MXRは80年代に日本ケーカーとの競争期との激化によりジムダンロップに買収されてしましまいます。ジムダンロップ期では、内部も一新しサウンド自体も大きく異なってしまったとのことです。

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ジョージとエディとは古くからの付き合いのようで、ジョージのバンドを見に来たジーンシモンズが、ヴァンヘイレンを気に入ってしまった話は有名でしょう。エディを真似てIbanezのギターを買うところをマイケルアンソニーに目撃されたなんて話もありますし。ランディは、ジョージのフライングVを見て、ポルカドットVの製作を依頼したとのことですが、このギターなんでしょうか?

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 どうやら、正確にはフライングVでは無く、スターモデルだったんじゃないかと言われています。この頃は、シャーベルロゴのようですが、カールサンドヴァルのギターなんでしょうかね?表側からザグるためか、金属プレートを介してボリュームノブが付いてますね。

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初期のジョージが、アンプをゲインアップするために使っていたと言われるのが、ダラスレンジマスターというトレブルブースターです。 真空管アンプを歪ませるのであれば、ブースターを使うのが手っ取り早いですから、70年代まではレンジマスターに限らず、VOXやエレハモのブースターは広く使われていました。80年代になるとBOSSのOD1やSD1などをブースターとして使うようになります。これらのオーバードライブは、歪ませずにローをカットするフィルターとして使った場合、トレブルブースターとの違いは、増幅回路がディスクリートか、OPアンプか程度の違いでしょう。そういう意味では、80年代のエディフォロワー達の手法は、正しかったのかも知れませんし、回路の違いがエディとの微妙な差だったのかもしれません。